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久々に小説

……本当に久々やなぁ(;;;´Д`)ゝ

お初のブレブレSS。シギュンの一人称です。

「やり直し」
「んぁに!?」
 記憶違いがなければ今日五度目になる私の言葉に、“彼”は目を丸くした。
「綴り、こことこことここ、間違ってる」
「なあ…朝からぶっ続けなのも鑑みて、続きは昼飯の後というのは」
「私の作った予想問題を、1問でも解けたらね」
「う~~~~」
 教科書と参考書の山を前に唸る“彼”を横目に、借りたばかりの魔動研究書の頁を開く。
「「あの~、シギュン先輩」」
 年若の重なった声が私を呼んだ。
「これをゼス様に渡してもらえませんか?!」
「あたしはホズル様に!」
 またか。
 ゼスやホズルと懇意を結びたいという者は、上下同期性別の関係なくたくさんいる。
 私自身、2人と昵懇になってしばらくは、やっかみと嫉妬の混じった多くの視線を向けられたものだ。それが止むと、今度はメッセンジャー役を頼まれるようになった。こんな風に。
「一応渡しておくけど…返事は期待しないでね」
「「やったぁ!」」
 図書館では静かに、と、一応下級生に釘を刺そうとした矢先、本の山が崩れる。
「あ、悪りぃ…」
 床に落ちた本を拾おうとした“彼”が、額を押さえる。
「あなたが触ったら、本が汚れるわ」
「“能無し”が無駄な事を…」
「!」
 椅子から立ち上がる。
「場所、変えましょう」
 “彼”と本を持てるだけ持って、図書館から出る事にした。
 下級生らは、手紙の件は、とか言っているようだが、無視を決め込んだ。

「なあ、怒るなよ」
 こんな時、“彼”は怒らない。
「…少しは怒りなさいよ」
 額から血は出ていないので、石英を『軽く』ぶつけられたのだろう。
「本が汚れるとか、勉強しても無駄とか…」
「まぁ、今に始まった事じゃねーし…」

 ……

「…今から追々試まで、みっちりいくわよ」
「そこかよっ!?」
「落第してもいいの!?」
「はい、了解であります…」
 確かに、変わらない、変えられない事もあるだろう。けど、変わるもの、変えられるものの方が多いはずだ。
 その頃、私はそう信じていた―――

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